槇原敬之
「237」Witch hazel
恋と呼ぶにはさよならを聞くことを覚悟していた僕らだった夏休み中のKISSの数が一番たくさんあったそう覚えてる僕の肌がだんだん焼けてくのをおもしろそうに見ていたよね仲間からぬけ出して借りたオープンカーカーブ切るたび髪が肩にあたった本気で好きになったみたいそう言えば君が肩をすくめ困るのが少し怖かった例えばいつか誰かと恋にお...困っちゃうんだよなぁ。
僕がコンパに出席このこと自体が革命的なんです真面目ひとすじなんです他の女の子には興味なんてなくて図書館で見かけてるあの子に片想いムリヤリ連れてこられた 二次会はなんとディスコ僕の暮らしにはないハデさがあります女の子の洋服もなんかすごくテレちゃうでも僕もちょっとだけ参加してみたい世の中知らないことばかり僕はひょっとしたら...SELF PORTRAIT
山のような洗濯物を腕を組みながら見ていた恋人がほしいとここで思っちゃいけないレンタルビデオは二日延滞持ち帰ってきた仕事もスピルバーグみたいに最後は奇跡をおこしたいTVで見たミッドウエイのアルバドロスみたいに誰にも教わらず僕は飛べないから忙しいという言葉が口ぐせになってる僕を許してくれるみんなのためにもがんばらなくちゃ引...CLASS OF 89
どうして君は 僕のことを追い越して行ったの?四年も二人 通った場所が嘘になって行く久しぶりに届いた 君からの手紙はびんせんも文字も 何だか大人びていて僕よりも少しだけ 年上の人と来年には結婚すると 書いてあったちらかった部屋で ジャンクフード片手に手紙を読んでる そんな僕は十八の頃に 抱えこんだ夢と君を想って 変わらず...