• 槇原敬之

    「237」
  • 遠く遠く

    遠く遠く

    遠く遠く離れていても 僕のことがわかるように力いっぱい 輝ける日を この街で迎えたい外苑の桜は咲き乱れ この頃になるといつでも新幹線のホームに舞った 見えない花吹雪思い出すまるで七五三の時のように ぎこちないスーツ姿も今ではわりと似合うんだ ネクタイも上手く選べる同窓会の案内状 欠席に丸をつけた「元気かどうかしんぱいで...
  • ANSWER

    ANSWER

    あの日地下鉄の改札で急に咳が出て涙にじんで止まらなくなった君と過ごしてたさっきまで嘘みたいだね もう帰る時間だよ君と僕の腕時計一緒に並べて君と僕の手のひらを そっと重ねて愛という窮屈をがむしゃらに抱きしめた二人会える日が少ないからいつも別れ際で ため息ばかりついてる何も言わないで君の姿 消えてしまうまで見送ってあげるか...
  • キミノテノヒラ

    キミノテノヒラ

    久しぶりに訪ねた友達は少しやせて見えたけれど悪くはないねスーツ姿でいつでも飲み会に遅れて来たあの頃の面影がどこにも見当たらない花屋に転職したと打ち明けた時に驚かなかったのは僕だけと言うけどいつも一生懸命何かをしてたから君なら何だって平気だと思ってた手がね ぼろぼろになっちゃうんだよ恋人の写真をながめるように手のひらをじ...
  • Curtain Call

    Curtain Call

    君のために最高のキャスティングが用意された大事なことを学ぶため名悪役が主人公の君を追い詰めるだけど君は最後まで逃げずに立ち向かって新しい景色を見るんだ乗り越えたその場所からさぁ!カーテンコール君を悩ました全てが優しい笑顔でお辞儀をしたあと前より成長した君を誇らしく見つめながらこの役を引き受けてよかったと思うのさ君のため...
  • Season's Greeting

    Season's Greeting

    ドアを開け外に出るとよく君の鼻や頬を赤くした冷たい風が吹き込んできたあの頃君がバイトしてた店さき出されたツリーの向こうで君とは違うタイプの子が爪を気にしてる誰もが誰かを思う優しい季節が今年もやってきた見上げた冬の夜空にのぼってく僕の白い息君は今元気ですか寂しくしてませんか商店街のスピーカーから音の悪いキャロルが流れる相...
  • Theme Song

    Theme Song

    消防車がサイレンを鳴らし真昼の街を駆けて行く耳を裂くその音に僕はなんとかならないの?と言った一緒にいた友達はそんなことを言うもんじゃないと窘める大事な人乗せ急ぐ救急車に感謝したことがあると僕ははっとして軽はずみな言葉に反省しながらこんな心ない自分も悲しいことに確かにいると知った今夜も突然の街に響くサイレンの音を聞きなが...
  • 素直

    素直

    話を切り出す順番ゆずってくれたから僕のことばかり聞いて結局君は後回しいつも通りに大きく手を振ってくれた後歩いて帰る君のいつもより小さい背中さびしがり屋はいつも僕に笑ってくれた自分よりさびしい人がこれ以上増えないようにそんな君に少しも気が付けなかったけど一番伝えたい言葉は「ごめん」じゃなくて「ありがとう」ポケットに手を入...
  • 北風 ~君にとどきますように~

    北風 ~君にとどきますように~

    From deep within this blanket of white snowA message carried from afarMore than anyone else I just want you to knowall the feelings deep inside my heartNext to ...
  • ゼイタク

    ゼイタク

    君が旅行の間留守番久しぶり一人の贅沢たまった映画観まくって人目気にせず泣いて笑って好きな曲スピーカーで鳴らし歌いまくってちょっと踊ったりして一人になってしたかったこともはや2日目でやり尽くす昔持ってなかった物は全部ある 君だけいないただそれだけで心許なくなってくる僕は寂しくて狼狽する君がいない夜に狼狽える吸い口に火をつ...
  • どんなときも。

    どんなときも。

    僕の背中は自分が思うより正直かい?誰かに聞かなきゃ不安になってしまうよ旅立つ僕の為にちかったあの夢は古ぼけた教室のすみにおきざりのままあの泥だらけのスニーカーじゃ追い越せないのは電車でも時間でもなく僕かもしれないけどどんなときも どんなときも僕が僕らしくあるために「好きなモノは好き」と言える気持ち 抱きしめてたいどんな...
  • 恋する心達のために

    恋する心達のために

    今まで会った誰ともまるで違う君に恋をしている自分を認められれば楽なのに何が変わってしまうのか何を失うのか起こりもしてない未来を怖れて動けない一人見上げた月の夜空過ごした日々を思い返して自分から手放す理由など見つからなくてただ泣きたくなる月よどうか今だけ何処かに隠れて束の間の暗闇を下さい目に見えるものに邪魔されて大切なも...
  • THE CODE ~暗号~

    THE CODE ~暗号~

    話をしているときに同じ景色を見ているときに悩み励まし合うときに懐かしさを憶える人がいる今日出会ったばかりでも感じる事さえある時信じられるんだ僕らが生まれ変わることを夢も見ず眠ったその朝も昨日と同じ気持ちが続いてるこんな風に想いは途切れずに何かを求め続いていく僕らの生まれるずっと前から初めてのように出会ってまた会おうねと...
  • SPY

    SPY

    おあずけになったデートにがっかりしていたけど偶然君を見かけたなんて運命的な2人おめかしと言うよりちょっと変装に近い服で出会った頃ならきっと見過ごしてたひょっとしたら別のヤツと会ってたりして跡をつけてみようイタズラ心に火がついただけど 信じてる 信じてる君を信じてる2人の日々が大丈夫だと背中を押す指令は下された僕は T-...
  • 冬がはじまるよ

    冬がはじまるよ

    8月の君の誕生日半袖と長袖のシャツをプレゼントしたのは今年の冬もそれからもずっと 僕らが一緒に過ごせる為のおまじない髪をほどいてみたり 突然泣き出したりわくわくするような オドロキを抱えながら冬がはじまるよ ホラまた僕の側ですごくうれしそうに ビールを飲む横顔がいいねたくさんの君を 知ってるつもりだけどこれからも僕を ...
  • 冬がはじまるよ

    冬がはじまるよ

    8月の君の誕生日半袖と長袖のシャツをプレゼントしたのは今年の冬もそれからもずっと僕らが一緒に過ごせる為のおまじない髪をほどいてみたり突然泣き出したりわくわくするようなオドロキを抱えながら冬がはじまるよホラ また 僕の側ですごくうれしそうにビールを飲む横顔がいいねたくさんの君を知ってるつもりだけどこれからも僕を油断させな...
  • 遠く遠く

    遠く遠く

    遠く遠く離れていても僕のことがわかるように力いっぱい 輝ける日をこの街で迎えたい外苑の桜は 咲き乱れこの頃になるといつでも新幹線のホームに舞った見えない花吹雪思い出すまるで七五三の時のよにぎこちないスーツ姿も今ではわりと似合うんだネクタイも上手く選べる同窓会の案内状欠席に丸をつけた「元気かどうかしんぱいです。」と手紙を...
  • Appreciation

    Appreciation

    仕事場へ僕を毎日運んでくれる電車を動かしていたものをどうして僕は悪く言える?夕飯の食卓を囲む大好きな人の顔を明るくてらしてくれたものをどうして悪く言えるんだろう?こんな豊かな毎日を今までくれてありがとうと一番先に言うべきなのにまるで逆の事を言ってしまうんだ失ったものは全て当たり前に思ってそれがあることの喜びを感じずにい...
  • 犬はアイスが大好きだ

    犬はアイスが大好きだ

    気づけばもうもらえると信じて足下に並んできらきらの目で見つめてるばれないように冷蔵庫からアイスを持ってきたのに動物の勘は鋭すぎるばれちゃしょうがないスプーンですくって食べさせる何時も途中で気がつく「いっぱい犬がいるんだった!!」Every dog loves ice cream.みんなで分けた後残り少なくなったアイス食...
  • 風は名前を名乗らずに

    風は名前を名乗らずに

    「君を思う気持ちをどうして分かってくれないの?」君の一番側にいる僕は昨日たった一言で傷つけた優しく吹く風が君の頬をなでて過ぎていくまるで魔法でも使うみたいに一瞬に君を笑顔にして風は名前も名乗らずに何処かへとすぐに飛んでいく君の笑顔ただそれだけが望みとでも言うように僕は風になってすこし高い場所から君を見ている自分を思い浮...
  • 今日の終わりにありがとうを数えよう

    今日の終わりにありがとうを数えよう

    今日ものぼって来てくれた太陽にありがとうなくならないでいてくれた空気にありがとう僕らが生きるそのために命をくれたいただきますと食べた全てに心からありがとうたくさんのものに助けられながら生きている僕らはそう生かされているんだね同じ思いは誰にもさせたくはないと思えたそんな優しさをくれた痛みにもありがとう辛い事も一人だけでは...