• 槇原敬之

    「243」
  • I need you.

    I need you.

    雪をすくいとった赤い君の指先を僕の両手で暖めるのに理由なんか探してる恋人でいない方が都合はいいけれど何年も 何のために君を思ってるんだろう僕のものになっちゃえよ冗談ぽく試したとき「それもいいかな」って言うから胸はねじ曲がるばかりI need you. But, you don't need me.困ったとき退屈なときだ...
  • うん

    うん

    お互いに形みたいなモノがなければダメな頃もあった何が誰かの心の支えになるかわからないずっと前に僕のキーホルダーからもってったやつを大事につけてるちっぽけだけど これでも僕なんだと言って揺らして見せた25歳の年から急に一年一年が早いよねあまりどこにも連れて行けなかったもうちょっとだけ待ってろよ他には何も言わないで君が「う...
  • オオカミ少年

    オオカミ少年

    踊る狼の群れの中で僕は月に向かって叫ぶこの声が聞こえたなら助けに来てください何も知らない僕に教えてくださいよく耳にするその言葉愛とは一体どんなものですか?その人のためなら泣いても僕はかまいませんその人を泣かしたりしたいと僕は思いません踊る狼の群れの中で僕は月に向かって叫ぶこんな大きな音にも負けないで突き抜けるくらい何も...
  • 男はつらいっすねぇ

    男はつらいっすねぇ

    髪型もぱっきりときめて流行の服を着たなら恋にこぎ着けるのは意外に簡単さぁ 問題はその後女の子は現実的夢を語る人が好きでも何もしてない人嫌い少年という言葉と子供っぽいって言葉は似ているようで結構違うみたいズボンの中で くしゃくしゃになってしまった トランクスで部屋中うろうろ していても尊敬されてる 男になりたい縦落ちヴィ...
  • THE END OF THE WORLD

    THE END OF THE WORLD

    「行いが悪かったかな」ごめん冗談で言ったつもり「気にしないよ」そういうと君はわざと明るく笑って見せた雨の中ずっと待たせたのを謝った僕をかばうように「独りぼっちより誰かを待つほうがよっぽどいいよ」って言った足りない物持ち寄っただけのできそこないの恋はあまりにも見栄えが悪くてきっと誰にも見守られないいつも雨だね僕らが会う日...
  • どうしようもない僕に天使が降りてきた

    どうしようもない僕に天使が降りてきた

    勢い良くしまったドアで舞いあがった枕の羽根今夜はついに彼女を怒らせてしまった昔の恋人のくれためざまし時計を何度言われてもずっと使ったのが気にいらない飛び出した彼女の手の中でチクタク まるで時限爆弾近くの空き地に違いない今すぐ 追いかけよう走る君の髪で シャツで揺れるたくさんの白い羽根いっぱい道路に落ちてる「本当は探して...
  • OCTAVERS

    OCTAVERS

    (Will never change forever you)(Never change forever,yeah!)深夜営業のレストランに10時に待ち合わせたもう親の車じゃないんだよと得意気に愛車を見せるくすぐったいような懐かしさで最初はぎこちないけど5分もたてば悪い 冗談もうはじまってる大好きな歌をつんだらきっとだ...
  • 恋はめんどくさい?

    恋はめんどくさい?

    ねむれない夜があったのは覚えてる予感だけが胸の中にすすきをゆらすよに吹いてた独りぼっちにもなれてうまくやっていたのに流れ星のように君は僕の前におっこちてきたさぁ どうする?この想いは世界を変えそうな勢い友達はかんたんに“いいんじゃないの”というけどWhy don't you try her love, baby?幸せに...
  • 今年の冬

    今年の冬

    電気ストーブの低いノイズと君の寝息がとける頃そっとベッドからぬけ出してキッチンでミルクをついだ幸せを確かめたくて眠れない夜があるね目ざましの赤いLEDが誕生日の日付けになった気に入ってたセーターを相棒の犬がかんでいてひどく叱りつけていたらあげたのは私よと笑った今年の冬も僕には君がゆっくり積もるこの街のあたたかいものを集...
  • SPY

    SPY

    おあずけになったデートにがっかりしていたけど偶然君を見かけたなんて運命的な2人おめかしと言うよりちょっと変装に近い服で出会った頃ならきっと見過ごしてたひょっとしたら別のやつと会ってたりして跡をつけてみようイタズラ心に火がついただけど 信じてる 信じてる君を信じてる2人の日々が大丈夫だと背中を押す指令は下された僕は T-...
  • DARLING

    DARLING

    ちょっと遅れただけじゃないかよと言いかけた僕にもう5回目だよねと君がブロックをかけた海沿いは渋滞続きおなかもすいたけどランチは君のひざの上がっちりおさえられてる理由としては充分すぎることを並べてるのにまるでわかってないと言いたそうに一瞬 僕をみただけDarling, My Darling仲直りのKISSのしるし後ろにし...
  • 東京DAYS

    東京DAYS

    星空に口笛よひびけすばらしき毎日例えば最初に自転車に乗れた日を覚えていれば新しいコトをはじめるやつをだれも笑えやしないはず24歳の夏にはじめててれもなくスケボー抱えて河べり坂道すり傷なめる僕に誇りを持ってる東京DAYS何かいいことないかとぐちをこぼしかけて遊び場さがすようになったら最後と言葉をのんだ家具屋でみつけた緑色...
  • TWO MOONS

    TWO MOONS

    君の家の前で車をとめた何かを待つ二人の静けさが少し怖くて馬鹿な冗談を 言ってその場を切りぬけたBye-Bye またね本当はKISSをしたかったさっきまで見ていた海に沿った道をも一度 通って帰る言葉で言えない切なさよ今日は満月狼にもなれやしない気弱なぼくを可愛いなんてどうか思わないでThere are two moons...
  • Witch hazel

    Witch hazel

    恋と呼ぶにはさよならを聞くことを覚悟していた僕らだった夏休み中のKISSの数が一番たくさんあったそう覚えてる僕の肌がだんだん焼けてくのをおもしろそうに見ていたよね仲間からぬけ出して借りたオープンカーカーブ切るたび髪が肩にあたった本気で好きになったみたいそう言えば君が肩をすくめ困るのが少し怖かった例えばいつか誰かと恋にお...
  • 彼女の恋人

    彼女の恋人

    僕の車にそんな風にかんたんに乗れるんだね確かにちゃんと家まで送るつもりだけど僕とあいつの間にいつか入り込んできた君を最初に好きになったのを二人は知らない雨続き終わった今夜星がたくさん見えるあいつの前でならどんな顔できれいねと言うの?勇気だけじゃできないことがある彼女の恋人は 僕の友達でももしこの車にロケットがついてたら...
  • 髪を切る日

    髪を切る日

    はさみが通るたびに想い出が落ちて行く今朝 何気なく見たパスポートの写真だけが君を覚えてる人は髪を切る前にきっと何かを片付けるだからわざわざ混んだ日曜日を選んでしまうのだろう終わる恋人同志はきっとお互いの変化をわかりあえずそれがうわべのこととさえも気付けない少なくとも僕たちはそんな風に別れた短く切って下さい彼女が嫌いだっ...
  • 君に会いに行く

    君に会いに行く

    遠足の前の日が確かこんな感じで待ち合わせの時間よりずいぶん早く出掛けた日曜日の電車はみんなやさしく見えてどんなに混んでてもおだやかに揺れているいつでもねむってしまう僕にあの時夕焼け教えてくれたこんな風に自分が素敵と思うことをわけてくれる君が気が付けば好きでしたデパートの一階で何げなく歩いてたら君の香り見つけて何だかてれ...
  • 困っちゃうんだよなぁ。

    困っちゃうんだよなぁ。

    僕がコンパに出席このこと自体が革命的なんです真面目ひとすじなんです他の女の子には興味なんてなくて図書館で見かけてるあの子に片想いムリヤリ連れてこられた 二次会はなんとディスコ僕の暮らしにはないハデさがあります女の子の洋服もなんかすごくテレちゃうでも僕もちょっとだけ参加してみたい世の中知らないことばかり僕はひょっとしたら...
  • さみしいきもち

    さみしいきもち

    自転車でなら10分と少しの君の家なのに電車の沿線は全然ちがってもう会わないって決めてから駅を見るのもいやだったけれど今は割と平気別れてから全然会ってないから僕の中の君は恋人の笑顔二人で目覚めた朝もちゃんと遅刻しないでバイトに行く君が好きでした正直すぎる君と僕が嘘をついてまで一緒にいれるなんて今は思わない知らない間につく...
  • ズル休み

    ズル休み

    帰り道のコンビニにはなんでもそろってるけど二人をもとに戻す接着剤はないらしい日曜出勤からつかれてもどる僕は一人ぼっちのつまった袋を片手にドアをあける留守電の点滅四件は友達の声で残りの一つはいったい何て呼べば ぼくは救われるの?人は必ず誰かに愛されてると言えるよだって僕は今でも君をとてもとても好きだから明日は月曜日会社を...