槇原敬之
「243」遠く遠く
遠く遠く離れていても僕のことがわかるように力いっぱい 輝ける日をこの街で迎えたい外苑の桜は咲き乱れこの頃になるといつでも新幹線のホームに舞った見えない花吹雪思い出すまるで七五三の時のようにぎこちないスーツ姿も今ではわりと似合うんだネクタイも上手く選べる同窓会の案内状欠席に丸をつけた「元気かどうかしんぱいです。」と手紙を...もう恋なんてしない
君がいないと何にもできないわけじゃないとヤカンを火にかけたけど紅茶のありかがわからないほら 朝食も作れたもんねだけどあまりおいしくない君が作ったのなら文句も思いきり言えたのに一緒にいるときはきゅうくつに思えるけどやっと自由を手に入れたぼくはもっと淋しくなったさよならと言った君の気持ちはわからないけどいつもよりながめがい...僕が一番欲しかったもの
さっきとても素敵なものを拾って僕は喜んでいたふと気が付いて横に目をやると誰かがいるのに気付いたその人はさっき僕が拾った素敵なものを今の僕以上に必要としている人だと言う事が分かった惜しいような気もしたけど僕はそれをあげる事にしたきっとまたこの先探していればもっと素敵なものが見つかるだろうその人は何度もありがとうと嬉しそう...僕が一番欲しかったもの
さっきとても素敵なものを拾って僕は喜んでいたふと気が付いて横に目をやると誰かがいるのに気付いたその人はさっき僕が拾った素敵なものを今の僕以上に必要としている人だと言う事が分かった惜しいような気もしたけど僕はそれをあげる事にしたきっとまたこの先探していればもっと素敵なものが見つかるだろうその人は何度もありがとうと嬉しそう...Curtain Call
君のために最高のキャスティングが用意された大事なことを学ぶため名悪役が主人公の君を追い詰めるだけど君は最後まで逃げずに立ち向かって新しい景色を見るんだ乗り越えたその場所からさぁ!カーテンコール君を悩ました全てが優しい笑顔でお辞儀をしたあと前より成長した君を誇らしく見つめながらこの役を引き受けてよかったと思うのさ君のため...Season's Greeting
ドアを開け外に出るとよく君の鼻や頬を赤くした冷たい風が吹き込んできたあの頃君がバイトしてた店さき出されたツリーの向こうで君とは違うタイプの子が爪を気にしてる誰もが誰かを思う優しい季節が今年もやってきた見上げた冬の夜空にのぼってく僕の白い息君は今元気ですか寂しくしてませんか商店街のスピーカーから音の悪いキャロルが流れる相...Theme Song
消防車がサイレンを鳴らし真昼の街を駆けて行く耳を裂くその音に僕はなんとかならないの?と言った一緒にいた友達はそんなことを言うもんじゃないと窘める大事な人乗せ急ぐ救急車に感謝したことがあると僕ははっとして軽はずみな言葉に反省しながらこんな心ない自分も悲しいことに確かにいると知った今夜も突然の街に響くサイレンの音を聞きなが...素直
話を切り出す順番ゆずってくれたから僕のことばかり聞いて結局君は後回しいつも通りに大きく手を振ってくれた後歩いて帰る君のいつもより小さい背中さびしがり屋はいつも僕に笑ってくれた自分よりさびしい人がこれ以上増えないようにそんな君に少しも気が付けなかったけど一番伝えたい言葉は「ごめん」じゃなくて「ありがとう」ポケットに手を入...北風 ~君にとどきますように~
From deep within this blanket of white snowA message carried from afarMore than anyone else I just want you to knowall the feelings deep inside my heartNext to ...THE CODE ~暗号~
話をしているときに同じ景色を見ているときに悩み励まし合うときに懐かしさを憶える人がいる今日出会ったばかりでも感じる事さえある時信じられるんだ僕らが生まれ変わることを夢も見ず眠ったその朝も昨日と同じ気持ちが続いてるこんな風に想いは途切れずに何かを求め続いていく僕らの生まれるずっと前から初めてのように出会ってまた会おうねと...冬がはじまるよ
8月の君の誕生日半袖と長袖のシャツをプレゼントしたのは今年の冬もそれからもずっと僕らが一緒に過ごせる為のおまじない髪をほどいてみたり突然泣き出したりわくわくするようなオドロキを抱えながら冬がはじまるよホラ また 僕の側ですごくうれしそうにビールを飲む横顔がいいねたくさんの君を知ってるつもりだけどこれからも僕を油断させな...