• つばき

    「83」
  • サヨナラ

    サヨナラ

    春の訪れに 浮かれている人何だか嫌になって 僕は死んだふりをした東京に来たのは春で そんな事も思い出す目を閉じればそこに あの頃の記憶が映る九段下に行ったら 桜の花が舞っていたこんな感じだったな さよならって言った時東京に来たのは春で そんな事も思い出すあなたに会いたくなった 声が聞きたくなったあの頃別れの季節 戸惑っ...
  • 夕暮れ

    夕暮れ

    夕暮れが肩落とす影を見てた少しずつ遠ざかる日々を感じて「東京の時の流れは早いな」そんな事を呟いて赤く染まった道は続く どこまでもただ続いているようで怖くなっても今は帰れない 一歩も引けないのさいつになく空が 赤く燃えているんだ焼け落ちた日々は 涙のかわり歩き出すよ 振り返らずに今はただ強く 未来を映せこの空の向こうに続...
  • 夜風に乗せて

    夜風に乗せて

    笑い過ぎた日も 泣き過ぎた日も誰かに言わせれば 普通の日々で二度と帰らぬ日を 僕らは歩いている後悔しないよう 僕は考えているいつも通る歩道橋の上見上げればビルで狭い夜空鳴り響く車のクラクション人混みへ吸い込まれてゆくいい気なもんさ 今宵もつきは きれいに浮かんでいる口笛を吹いてみたんだ 悲しみも喜びも上手く言えないこの...