• つばき

    「83」
  • 土曜の午後

    土曜の午後

    陽が少し傾いた土曜の午後は相変わらず君に会いたくなってやりかけの宿題を放り投げて口ずさむメロディーと向かった駅飛び乗った電車の窓から見えるのはいつもより色鮮やかな風景誰かが窓を開けたみたいで風は春を知らせる匂いこの心を揺らすものは生温い風じゃない きっとそう今 君の街へ 僕を乗せて走る電車はただ この想い乗せて走る「こ...
  • 飽和状態

    飽和状態

    飽和状態なんだ これ以上いらないんだはっきり言われたんだ オレはこぼれ落ちたんだと言うか捨ててやった そして溢れ出した自由を手に入れた フリして今日も唄った鳴り響くミュージックいつも楽しい事 ばかりじゃないがいつも辛い事 ばかりでもないぜ遊び心に陽を 点けて火傷してよ逃げ場所は確保して そこの扉を開けたら鳴り響くミュー...
  • 水色の羽根

    水色の羽根

    晴れた日の真夜中に 天使はやってきた僕の闇を泳ぎに 天使はやってきた月の光照らされて 僕らはまるで子供のように水遊びをして笑う はしゃぐ ふれる 夢みたい心から ありがとう 羽のない天使君が気休めで言った言葉で僕はいつも救われるんだ君が笑うそれだけでもう僕の世界は変わるんだ心から あいしてる 羽のない天使僕もいつかはそ...
  • めまい

    めまい

    雨上がりの青が 俺をからっぽにしたんだ何も終わっちゃいないと 俺をからっぽにしたんだ毎日を切り取っては メロディーに貼り付けてその言葉の先にはさ 何が見えると言うのか終わりなき旅か?Word, It's my word めまいするような青さだWord, It's my word 言葉の果てに夢を見て今日も不器用な愛...
  • 夢見る街

    夢見る街

    時にはそれも大事だ 時にはあれも大事だ大事なものは増えてゆくみたい全部背負い切れるのかな できれば教えて欲しいよ本当に大事なものは何?「妥協する事も 時には大事」って惑わされるな 言葉は危ない歩いて 歩いて 夢見る街まで今は振り返るな...嗚呼絶対にあきらめない事 本当にいい事なのか夢の餌食になってしまったみたい道の途...
  • 予定のない日曜の朝

    予定のない日曜の朝

    予定のない日曜の朝 カーテンからこぼれる光で少しだけ早く目が覚めた 退屈な日の始まりコーヒーを入れる事にしよう たばこはいいかげん止めたいななんて事を思いつつも 違う事考えていた思ってるよりうまく行かないけど時間だけが過ぎてゆくけどそれでも今日もここにいれる事悪くはないと思うんだ こんな日は思ってるより幸せな僕らはそん...
  • スタイル

    スタイル

    どうしようもない事ばかりうまくいかない事ばかりそれでも君は笑ってた根拠もなく「大丈夫」と言ってなんとなく 救われるんだ君がかばった僕のプライド誰のためか分からないねくだらない自分ばっか見つけてゆく毎日に苛立つ言葉が積もるばかりだな夕暮れ息切らし走るオレンジの世界不安な想いが景色に溶けるように…期待すればするほど叶わない...
  • 猫(弾き語りヴァージョン)

    猫(弾き語りヴァージョン)

    毎日同じ繰り返し 嫌になってしまうそう塞ぎ込む気持ち 痛い程分かる猫が車にひかれて死んだもしそれが僕でもおかしくはないさ君はそう思わないかい 君はどう僕の事はいいから 忘れたっていいからごまかさないで自分に 嘘はつかないで信じてみては裏切られ 裏切って傷付いたそう塞ぎ込む気持ち 痛い程分かる猫が車にひかれて死んだもしそ...
  • 街風

    街風

    夢は夢のまま 今でも分からない探し疲れたよ もう嫌になったよそんな訳ないのに 傷ついて毎日あきらめきれずに いつも気にしてさどうしようもない どうしようもないねどうしようもない そんな君は何もない溢れ出す言葉や涙で見失う君の日々は変わらない街並に君がいる事を伝える風が吹いてるのに夢を見たいとか それ叶えたいとか幸せだっ...
  • もうすぐ

    もうすぐ

    夕闇に包まれたいつもの帰り道でボーっと空を見てたら少し胸の奥が軋む君と僕の守れないあの約束浮かんでは消える君の影が今日ももうすぐ世界は24時を告げる知らず知らずにまた昨日を落としていたよ一人の夜はいつも変わらず息苦しいああ僕は僕のままで何処まで行けるそんな事ばかり考えてしまうから言葉を探して明日を探して夜は更けてゆく僕...
  • 昨日の風

    昨日の風

    できるなら笑って ありふれた日常をその喜びも悲しみも どうでもいい事も急いで歩くこの道の上投げ出しそうさ 疲れ果てた想い伸びた自分の影と空を飛ぶ鳥つまらない憧れ 重ねたりして乾いた風が胸吹き抜けて足りないものを探してしまういつかに言い訳してしまうけど風の向こうに何がある一人じゃ時々 見えなくなるのは同じような涙ばかりを...
  • 気まぐれ

    気まぐれ

    飛び出した君には ひとかけらの希望それは忘れない 忘れない日々の事いつかは離ればなれ そんな事分かってた見つけ出した夢の 行き先が違うだけ通り過ぎる気まぐれな空に 明日を尋ねても答えは決まってる「そうね君次第。」本当の心が 霞んでゆく日々に戸惑うばかりで きっと引きずられ過ごすよ夕立の後の アスファルトの匂い込み上げる...
  • 曖昧な夜

    曖昧な夜

    夜になると騒がしいこの街 今日はいつにも増してこの部屋に一人単純に切なくなる こんな日はいつにも増して汗ばむ体で窓を開けた 夏夜の匂いがしたぬるくなったサイダーを飲んだ つまらない事考えていたいつか見た夢の続き くだらない恋の話月も星もない夜空の 向こう側探した少し経ってギターを弾いてた 君の歌ばかり書いたそんな自分が...
  • 青

    訳も分からず飛び出した 青すぎた春生き急いで身を焦がして ただ必死だった誰の声も聞かなかった 聞こえなかった止まればもう歩き出せないと感じて太陽が燃え盛る 真夜中の心の中迷わずただ この想いを貫いたそれも限界 メッキはがれ風に飛んだ俺は何やってんだって、ふと思った見わたせば汚れきった人間だらけ俺も変わらねえし消えちゃお...
  • アセロラ

    アセロラ

    こんがらがった 頭と生活が続いているどうにもならない 何となくの一日が過ぎてく想像してたより 酷く錆び付いてた心のドアを 君はノックする聞こえないふりをして 閉じこもっても何もないよ それじゃあ全てが遠いまま見えない未来が 僕を責め立てるのさ期待とか希望とか 不安を押し付けて忘れたふりをして それらしく生きていても頼み...
  • 新しい世界

    新しい世界

    水曜日の 青い空の下瞼の裏の君が 笑っているよ二月の風 長い道に終わりを告げ さらっていった 君の手を引いて風の中に みえるような 浮かぶ記憶 色褪せないよ昨日も今日も 変わらないまま言葉にできずに 流れる…旅立つ君を 止められないなら新しい世界に 想いを歌うよ青い空の下 二月の風が新しい世界に 想いを運ぶよ繋ぐよ 明...
  • 雨音

    雨音

    適当な言葉で片付けられ 肝心な気持ちは宙ぶらり言い返す事もできないで 京王線乗り込んで家路に着く積もる苛立ちは消化できずに理由も分からぬまま 見失いそうさ全てがきれい事に聞こえる そんな夜は目を閉じるだけだ一晩中頭の中巡る 今日だってしょうもない事で単純に生きる事できずに 自ら迷路に進み出す積もる不安は消化できずに理由...
  • 踵

    あの日の空に 踵を鳴らして赤 青 想い夜 朝 向こう繰り返して 響き渡れ あの日の空へ...
  • 悲しい鳥

    悲しい鳥

    「悲しい言葉や ため息は要らない」そう吐き捨て 飛び出した秋空の下太陽が雲間から俺を 睨んでいるのさこんな時に冷たい風か 頭をよぎるのはいつも君の顔乾いたコンクリートの上 疲れ果て座り込む相変わらずのまま 見上げている描かれた 素晴らしい日々青い鳥が飛んだ空の向こう 鳴きながら消えていった1時間、2時間過ぎては 移り変...
  • 君のヒゲ

    君のヒゲ

    幻想を抱いてんだ 俺だって誰だって憧れを追いかけても 追いつけない追い越せない困り果てて辿り着く 言葉はもう決められてるんです等身大けれどそんな 安っぽい言葉で片付けないでよ誰だって人前じゃ背伸びくらいするのに「ねえ君はそんな人間じゃないよ」そんな風に言われる俺は誰なの?人の顔した悪魔が笑う ヒゲの生えた悪魔が笑ってい...