• sumika

    「95」
  • いいのに

    いいのに

    今日髪下ろして二つ分けているのは腫れた目のカムフラージュ偶然聞いたんだちょっとありえないな僕なら目隠させないのにでも電波に乗れない言葉にならない勝手の悪すぎた僕の心綺麗に畳んでそれを眺めて満足しているような僕の心今出来る“なにか”を探り当てて仲間呼び寄せ君を誘わせる受付済ませマイク握ったら昨日の君を薄めるのさ(4980...
  • 下弦の月

    下弦の月

    「おはよう」テレビの中のキャスターは言うんだよ僕はまだ30時君はどう?髪を梳かして朝の報せを素直に聞いているの繋がれて溶け合って蒸せるように戯れていた時計の針6時を指し明るみ出した空に二人で愚痴零していたこのまま夜のまま朝が来ないように蓋をして抱き合って抱(いだ)き合って時計を睨んでは子供のようにまた駄々をこねるよこの...
  • フィクション

    フィクション

    さあ 今日も始めましょうか昨日 挟んだ栞の続きから楽あれば苦もありストーリーは波の随に深い海を抜け空飛ぶ街に繰り出しそこから降りれなくなり脈絡のないような展開もきっとオンリーなストーリー高鳴る所には忘れず付箋を時々くるマイナスな面に備えて重宝してひらり ひらりめくり めくるストーリー ストーリー喜怒哀楽 忙しいひらり ...
  • ペルソナ・プロムナード

    ペルソナ・プロムナード

    メイクしなそんでアップしな夢の国のような此処ピンしなシェアしなそんでハピしな独り占めなんかしないでバズしなヘイ観客なら総立ち鳥肌すら世界に散布しなもいっちょヘイ熱狂ならショートにムービーにしてドラッグ&ドロップしなそれでヘイヘイ2倍のハートにリアルハートを高く鳴らしちゃいなからのヘイヘイ途端に発信する側になりその座を死...
  • アイデンティティ

    アイデンティティ

    タントンと響いた左と右の足は早くもない特別じゃない「金にならなそうね」「無駄な足掻きはやめな」みんな言った仰る意味は解るけど走れば走る程に傷ついて負け 罵声も増えていってでも僕は僕で在りたいからやめたくない未だに どうかしているよ何言われたって止まれずに 走りだしている足踏み鳴らして未だに どうかしてるやめやめと言った...
  • アネモネ

    アネモネ

    色付いたアネモネ綺麗だ僕は駄目駄目だったけど違う花でも今日も育ててるイヤになるくらい「私、こんなんじゃないからね」「普段こんな事しないからね」特別な事をしていたの?今はもう聞き様も無いスニーカーの踵潰して歩く僕に君は異唱え「ほかの誰かにこんな事、くどくど言わないよ」雑草の様ね気にかけなくてもこんなに咲くんだね咲かせたい...
  • Answer

    Answer

    心を叫ぶからメーデー言葉にならんね帯に短し襷に長しどれも心とイコールではないものねメーデー嘘言わぬようね頭使えば腐るものね心の中 ナマモノだね泣いたり悔やんだり怒ったりして忙しいけどあかさたなはまやらわ じゃ嘘だなじゃあ言っていいでしょうか心の中はいつもこれだけ心を叫ぶよ言葉にすればいつもそれまで心を叫ぶから歌と詩に変...
  • KOKYU

    KOKYU

    鼻から吸って口から出すそういう風に身体は出来ています吸った分は残さず吐き出そうぜ(吸って吐く 吸って吐く)いやもう身体の事だけではなく物事全てに言えるのかもです吸って吸って吸って吐き忘れると(どうなんの どうなんの)聞いてねえ いいから聞いて少しの時間で済ませます3秒吸って8秒で吐きだす(吸って吐く 吸って吐く)5分で...
  • ここから見える景色

    ここから見える景色

    1人1人が2人に変わり歩いていた道交わり始めたどちらがどちらとも言う事なくバランスを取って進み始めた「醤油がほしい」「くしゃみが出そう」何気ない言葉がなんだか温(ぬく)い惚れた腫れたのはとうに過ぎたが“離れたくないや”がきっと近かった僕の中の誰かがたまに不安を吐き出して逃げるのでもね卵焼き突っ込んで黙らせるから明日も明...
  • Summer Vacation

    Summer Vacation

    心地良い熱さ残るアスファルト灯る街灯は夜を始めた心地良いはずさ温いアイスティー熱帯びたのは君のせいだからさ会いたい気持ちは昼の陽溜まりに落として忘れてほら、また寂しい会いたい気持ちは昼の陽溜まりに置き忘れたフリしてほら、また寂しいだけだ狂おしいはずさ君は言ったんだ付き合ったらさ「楽しいかもね」狂おしいはずさ温いアイステ...
  • Someday

    Someday

    右手薬指にはまった指環の意図を知りたいが湯気越しに見つめる君の視線の先は真昼間のテレビジョン手回しで挽いているブラジル産の豆 餌にして真昼に招いて罪の意識などがねAh Ah生まれないようにSomeday飲み干して淹れたての珈琲と僕の心粗く挽いたから苦みも残るでしょうがSomeday飲み干して冷めたら不味くなるようなもん...
  • Door

    Door

    振り向いたら負けな気して足跡見物我慢し進むべき道は前へ扉のその先へ“とぼとぼ”という速度であちらこちら寄り道して同じ場所で足跡を濃く残す日もあった扉ノックして無視される日も しばしばその度苦労して開こうとして しばしば扉開けて歩み出せ雨風吹かれようと扉開けて誇り持て踏み出したその足を“やれやれ”という空気も其処や彼処で...
  • 春風

    春風

    「ねえねえ、朝よ。もう起きて」無機質なベルを指でなぞる目覚めて目醒めてさあ乗り込む鉄の箱胃袋にゼリー入れ心配なんてかけぬようにこの街の好きな所を見つけて故郷の方角になびいている木々を羨んでくわえた親指から飛ばしてみる届けて春の風に紛れて舞い込み安らぐように届けて春風吹く街の春のような貴方へ「さあさあ、まだよ。これからよ...
  • まいった

    まいった

    「寒いね」と君が言うから「そうだね」と僕も返した赤い鼻の君の横で右手だけが赤いあの日の僕現在でも繋がれるよきっと液晶なぞればすぐだよだけどもそういう事じゃないみたいで空気掴んでは息を吸い込めば分かるんだ判るんだまいったな 気付いたら赤い鼻の事を思い出していて厭らしい目で余所を見たって心は腑に落ちてくれないまいった「はあ...
  • MAGIC

    MAGIC

    パッてなるからグッてなるから瞬くたび自由になるからパッてなるからグッてなるから音と音に乗せて今を変える(HEY)フルボリュームピストルと剣を持つ戦士の気分左と右の鼓膜で感じたい(YO)焦燥と不安感でもう疲弊してるんです心が乾きそうなのですイルミネーションで高鳴る街まるで僕ら水と油 腹下しそう負けるまいよと鳴らすよマジッ...
  • 明日晴れるさ

    明日晴れるさ

    今から僕が歌うこの歌は世界を救うようなスケールではなくて現在目の前で戦うあなたの幸せを只 願う歌だ社会の中で足踏ん張って不満抱えて涙堪えてそれでも前を睨むあなたの震えた黒目 僕は好きだよ泣いたっていいよ叫んでもいいよたまには力を抜きなよ悲しい程に止まない雨も明日は素敵な虹に変わるさ明日晴れるさ保証なんてなんてないけど信...
  • 1.2.3..4.5.6

    1.2.3..4.5.6

    妙な不安感は理由もなく押し寄せた1・2・3・・4・5・6数えるまでにどっか飛んでいけよ妙な不安感は全て僕を壊していく1・2・3・・4・5・6数える間せめて忘れたい揺れる揺れる白い月揺れる揺れる黒い夜1・2・3・・4・5・6数える間せめて踊りたい面倒臭いのは僕だって君だって変わりゃしないから今日終わって明日になって妙な不...
  • enn

    enn

    雨の日も 風の日でも繋いで離さないでよしわくちゃな愛愛しく強いその線転んでも もう泣かない叶わなくても もう喚かない何度躓いて知った苦難の傾向と対策を心の声 押し殺し甘い蜜 背景 蟠り雨にさらされた後湿度失った胸の奥子供の頃はひび割れる前にもう貴方が潤してくれたね雨の日も 風の日でも繋いで離さないでよ我儘でも駄々こねで...
  • sara

    sara

    さらば青い心の少年よ黒に染まる事すら愛おしいこんな僕が出来上がってしまったなどうすればどうすればどうすればいいか解らずに1人歩いている24時間中7万秒ぐらい考えている缶コーヒーの中雑誌の片隅道路標識君の欠片を探してみるものの今夜もまた見つからなくてさらば青い心の少年よ黒に染まる事すら愛おしいこんな僕が出来上がってしまっ...
  • 「伝言歌」-Answer Parade ver.-

    「伝言歌」-Answer Parade ver.-

    日毎に増えていく小言それはあなたを知りすぎているから面倒な照れや もどかしさも受け入れて私 5分後には変われる出会って三年間まともにお世辞も言えない私を救ってこの言葉を自分勝手に今、投げるからあなたのそのデカい手などやら音感のないその歌声も笑うと消える程細い目も全部全部知っているから皮肉も言えない正直さをジョークも言え...