大橋卓弥・常田真太郎
「106」君の話
昨日見た夢の話など興味ない 退屈さまわりくどい君の話し方なら なおさらさどうしてもっとさっとできないのかなもっと単純に話せばいいのに思ったほど伝わってないのにななんでそれに気付かないのかな君の話はもう聞き飽きた タバコばかりが減ってきただろういつか見た栄光の時代など金輪際 忘れてさみんな「そうなんだ!」って驚いたふりし...太陽
雨に打たれている木の葉のように僕はただ押し寄せる日々にじっと耐えてるだけ浴びせられている言葉のナイフもまた僕の身体を貫いていく何か一つ成し遂げたらそこから変わってくんだろうその勇気をそう、勇気を小さな地図を広げ必死で探してみよう光の行方を 僕の行く末を人には与えられた使命があるというけどそういうもの?そう、勇気をその意...ただそれだけの風景
桜並木道で僕はうつむいている通りを行き交う人は上を向いて歩くどうしていつもこうなんだろう強い雨が僕を襲っても 花びらに埋もれてしまってもランドセルに押しつぶされても 首を伸ばしつづけてんだよいつか遠くへ風が運んだならばここから見えるあこがれのあの公園へ桜並木道でふとしたことに気づく靴紐を直す君がこっちを向いている僕のそ...メロドラマ
君の香りがまだ鼻につく部屋やめたタバコをむせながらくゆらせるテレビをつけてチャンネル変えてみたけどこんな昼間じゃ見たいのがやってないいつもこうなるんだ、後先も考えず自分勝手だって、取り返しがつかなくなって知るんだ君のコールナンバー途中まで押したとこで窓を開けたんだ、そんな今さらなんて思いながら君がどこでどんな風に、誰か...小さな手
夕日が僕たちを 砂浜に誘ったこのままどこかへほら 二人で、ほら船も浮き輪もないけれど 行ってみようか君は僕の手をにぎった 「ウソでしょ」って笑ったこんな小さな手が とても温かかったどうか時よ止まれと ホントに思った君に伝えたい事は たくさんあったけどどんな言葉も 安っぽくて違ったそうして僕達は 大人になっていったいろい...view
車から見えるこのビュー 海と空の区別もなく腹立つほど続く青だ ほら、ハンドル握ってあのトンネルくぐるぜあの日から初めて来る 伊豆じゃなく焼津の海家にいたらクサるだけだ カーラジオもとぎれてまだトンネル終わんねぇ“永遠なる愛”信じ現実は君の奴隷時おり見せた優しいしぐさに浮かれ未来のビジョン 気付かぬうち描いてたのはこっち...