• 大橋卓弥・常田真太郎

    「106」
  • 奏(かなで)

    奏(かなで)

    改札の前つなぐ手と手 いつものざわめき、新しい風明るく見送るはずだったのに うまく笑えずに君を見ていた君が大人になってくその季節が悲しい歌で溢れないように最後に何か君に伝えたくて「さよなら」に代わる言葉を僕は探してた君の手を引くその役目が僕の使命だなんて そう思ってただけど今わかったんだ 僕らならもう 重ねた日々がほら...
  • 奏(かなで)

    奏(かなで)

    A little moreA little longer wanna hold your hand in mineWith a little anticipation, your train will leave for a new lifeI know I should send you off with a smi...
  • 奏(かなで)

    奏(かなで)

    改札の前 つなぐ手と手 いつものざわめき 新しい風明るく見送るはずだったのに うまく笑えずに君を見ていた君が大人になってくその季節が悲しい歌で溢れないように最後に何か君に伝えたくて「さよなら」に代わる言葉を僕は探してた君の手を引くその役目が 僕の使命だなんて そう思ってただけど今わかったんだ 僕らならもう重ねた日々が ...
  • 春の行人(ゆこうど)

    春の行人(ゆこうど)

    霞晴れて春うらら淡き恋の夢醒まし遠き道を行く人の忘られぬ面影よそっと手を振る気づかれぬよう胸の震えを桜ひとひら風のまにまにひらりひらりと舞い踊る春の漫(そぞ)ろに旅立つ人は帰るでしょうか散りゆくこと知りながら花は何故咲くのでしょうか移ろいゆく儚(はかな)さに永遠を見るのでしょうずっと昔のお伽噺を聞いているよう涙ひとつぶ...
  • さいごのひ

    さいごのひ

    揺れる 揺れている か弱く燃えている巡る 巡っている 僕を取り巻くモノ先週末から鳴らない電話 持ち主が一人減ったテーブルつけっぱなしのテレビはまた 子供が犠牲になったというあぁ なぜ 僕は君と出会ったの?この世に生まれた時には 名前すらなかったのに君を呼ぶ声 いつしか口癖になっていた暮れていく夕闇が 愛の影を躊躇なく消...
  • 電話キ

    電話キ

    不安定な欲求 遅れてくる新聞僕はいつももどかしく見ているよ東京の朝を迎えた特に思うことは何もなかった愛のある生活 愛のない生活子供心 大人びた言葉とりとめのない物が僕の暮らしを彩っているらしい君にも電話で教えてあげよう関係ない騒音 意味のある風景それら全て それらだけが全てでありがたく暮らして一人驚き 嘆きながら眠って...
  • 雫

    背中にあった翼は君と共に無くした飛べた頃の記憶は擦り傷の様には消えてくれない月が丘を行く 夜光虫を引き連れて手付かずの一日が何も言わずに終わっていく私が居なくても地球は回り続ける君が居ないなら僕の朝はもうやってこない草むらで転げまわって森の奥で眠った何度か争いもしたけどそれは全て永遠のため未来の向こうへ行くため背中にあ...
  • 奏(かなで)

    奏(かなで)

    改札の前つなぐ手と手 いつものざわめき、 新しい風明るく見送るはずだったのに うまく笑えずに君を見ていた君が大人になってくその季節が悲しい歌で溢れないように最後に何か君に伝えたくて「さよなら」に代わる言葉を僕は探してた君の手を引くその役目が僕の使命だなんて そう思ってただけど今わかったんだ 僕らならもう 重ねた日々がほ...
  • 全力少年

    全力少年

    躓いて、転んでたら置いてかれんだ泥水の中を今日もよろめきながら進む汚れちまった僕のセカイ 浮いた話など無い染み付いた孤独論理、拭えなくなっている試されてまでもここにいることを決めたのに呪文のように「仕方ない」とつぶやいていた積み上げたものぶっ壊して 身に着けたもの取っ払って止め処ない血と汗で乾いた脳を潤せあの頃の僕らは...
  • 奏

    改札の前つなぐ手と手 いつものざわめき、新しい風明るく見送るはずだったのに うまく笑えずに君を見ていた君が大人になってくその季節が悲しい歌で溢れないように最後に何か君に伝えたくて「さよなら」に代わる言葉を僕は探してた君の手を引くその役目が僕の使命だなんて そう思ってただけど今わかったんだ 僕らならもう 重ねた日々がほら...
  • アカツキの詩

    アカツキの詩

    もう ずいぶん経ったなぁ こんな時間に現実感もない 寝不足になったような 感じで天井を見つめながら 君の温度を 思い出していた多くを 欲しがったら 揺らぐ バランス崩した向こうには 僕らの抜け殻 と 闇本当に堕ちていったなぁ 起き上がるのも イヤになるよな大切にしたくて 言葉で縛って がんじがらめ絡まった中には 君の影...
  • 君曜日

    君曜日

    せっかくの日曜日 朝は起きれず二度寝して、そういえば今日は初めて君が遊びに来る日!?こうしちゃいらんないなベッド動かしたんで隠れてたホコリが舞って、こうなりゃひとつここは窓をあけて身を乗り出し、ジュウタンごと天日干し!意気込み十分だあー あれに見えるはおー 棚の上からヤツが見えてるそんなとこに置いたっけ?今は用はないん...
  • ガラナ

    ガラナ

    最近体調は悪かないが心臓が高鳴って参っている炎天下の後押しでもって僕のテンションは急上昇フルテンだ勇気次第でもうさ、距離なんか自由自在だって燃えているキッスしたい唇狙ってターゲット絞って急接近してやるんだ!“要は有言実行”…出来るなら苦労はしねぇ実際そうはいかんよ? 君を前にしちゃきっと固まってる肝心なとこでいつだって...
  • スフィアの羽根

    スフィアの羽根

    飛び散った不当な昨日にサラバ!偏った思考にゃ沈黙の笑みで応えてやるんだカラダに秘めたものをたぎらせその炎を持ってまだ、上へ 僕はまだ終わっていないそうだろ?待ってないでラインに立って顔を上げて這い上がれ轟く声はそうさ、僕の風となりより高く跳べる燃え盛ってハイになって脳天突き抜け熱くなれいつかどんな困難が押し寄せても行け...
  • 猫になれ

    猫になれ

    そりゃあさ、君にあんなことを言われたら僕だってやっぱり思うことはあるだけど僕は強く言えないそのことを君は知ってるから、ああいう態度とるんだなぁそれならばこっちにも方法はあるどうかこの思いよ届け!君に呪いをかけて…そうだなぁ、猫になればいいだけど二人の仲は今より悪くならないようにさっき出てった君がこんなふうになって戻って...
  • ボクノート

    ボクノート

    耳を澄ますと微かに聞こえる雨の音思いを綴ろうとここに座って言葉探してる考えて書いてつまずいて消したら元通り12時間経って並べたもんは紙クズだった君に伝えたくて 巧くはいかなくて募り積もる感情は膨れてゆくだけ吐き出すこともできずに今僕の中にある言葉のカケラ喉の奥、鋭く尖って突き刺さるキレイじゃなくたって 少しずつだってい...
  • 雨待ち風

    雨待ち風

    遠くどこまででも続いて行く空君を失くしてからいつもの景色がよけいに色濃く映り込むから僕は目を閉じてしまう鳴り止まない僕の鼓動君を追って行けばよかったのに何も言わない入道雲あらいざらい消し去ってほしい雨待ち風、ほほをなでていく蜃気楼に溶けていく蝉達の叫びここに生きている、とその身を削って伝えてる僕のかすれた声も君に届けば...
  • ふれて未来を

    ふれて未来を

    流されはしないからなんて 始めから飛ばし気味?気にしなきゃ怖いものなんて むこうからそれていく上にあるのはいつもの空だけ 特に何も変わらないんだけどただ一人の野郎 ひいきはいらない そう手にした後にスルリ逃げぬよう 常に監視してたい気分だよなくさないように胸に誓う でも、大事なのはそう君と揺れていたいよ これを忘れては...
  • 奏(かなで)

    奏(かなで)

    改札の前つなぐ手と手 いつものざわめき、新しい風明るく見送るはずだったのに うまく笑えずに君を見ていた君が大人になってくその季節が悲しい歌で溢れないように最後に何か君に伝えたくて「さよなら」に代わる言葉を僕は探してた君の手を引くその役目が僕の使命だなんて そう思ってただけど今わかったんだ 僕らならもう重ねた日々がほら、...
  • 君のこと全部

    君のこと全部

    ごめんよ僕の 余白に君のこと 書き込むのはもうやめたんだ君からの電話 楽しそうな声その時の僕の顔を君は知らない心の境界線は もうはっきりとしてるのに壁のカレンダー12月のまま もう外には暖かい風一応神様に伝えてあるんだこれからの君の幸せの事なんかをキレイになっていくといい 君も 僕の心もさよなら 君のこと全部さよなら ...