• The Cheserasera

    「51」
  • 東京タワー

    東京タワー

    上着を脱いだ 汗が引くまでまだ少し動くと熱くなる夜の気取った街 煽りの中で淀んだ星を見てたふらりふら神様私の輝かしい夢達はこの街にあった筈なのに涙にも呆れられて暗い公園でやっと気づいた失くしたモノは自分だった東京タワーがかすんで見えなくなってしまうその前に走れ孤独を確かめて今弱さも夜もすべて 超えてゆくギセイにしたもの...
  • No.8

    No.8

    大して好きでもないシャレたお香に火をつけて伸びをした 窓辺を眺めてたニュースは埒あかない 垂れ流しては天気予報 流れるまでの些細な場繋ぎだ意味ないよ 気にすんな逆らうだけ無駄さなんとなく無力な声に苛立った無いものは作ればいい笑うために生きていたいララララララララララ息が苦しいよだから夜の海急いで秘密の帆を張ったもう 不...
  • FLOWER

    FLOWER

    冬が鼻筋を抜けていくふたりの夢も凍えていた君が残していったさよならが冷や汗になって 震えている去り際はあっけなくて全てを奪い去ってこぼした涙はつめたく光っていくよ 大空へ泣いた季節と思い出を終わらないメロディーにして時が永遠に続くなら凍えた夢もとけるかな君の幸せもいつか受け入れられるかな別れを歌えば悲しさのワケがわかっ...
  • BLUE

    BLUE

    朝方 ドアのポストが揺れる読み飽きた雑紙も積み上げ過ぎたような日々で去年の上着を一つ下ろす少し大きいかな 遅れて電車に飛び乗った寝ぼけ眼に刺さる冬の陽と 思い出すこと帰っても何もないことは知ってたのに乾いたアスファルトの上変わらない青名前もない角で待っていた心から甘えられないで 古くなっていったあの日の空模様を眺めてた...
  • 思い出して

    思い出して

    気が付いた時はそうだった白いモヤに僕ひとりだけが立っていて他にはない星の寂しさを想っていた昨日の夢どうでも良くなり捨てた悲しくもない不意に走った訳を知る由もないよだって 僕は僕だ出たいよ ここを出してと思ったとき投げ出された空の上何もする暇もなしに墜落墜落ああ結局どこへ行っても愚痴たれるんだなこの期に及んで台無しにした...
  • goodbye days

    goodbye days

    海で始まった僕らの夢はまるで大発明のように胸を掴んで離さないままビルを越え夜に消えてった週末 雨に晒された僕らの歌打ち鳴らす鐘の音ファンファーレのように流れていたあの頃の話を聞かせてくれよI will say goodbye to days何があっても思い出に変わるよだけどちっとも懲りもしないで続く愛を知ってもI wi...
  • SHORT HOPE

    SHORT HOPE

    仮に誰からも相手にされないとして情熱を馳せたまま 膝を抱えて居ても君の情熱はずっと綺麗なままだろ?優しい心の火をあの悪魔の尻尾につけてやれまだまだかな あと少しかな 君の心までいけてるかな 今ひとつかな 僕の歌一緒に歌ってやってくれないか ベイビーこの音楽が止まるまでこの音楽が終わるまで泣いて明かしても涙はなくならない...
  • 彗星

    彗星

    彗星 あの星の隣にある赤いのが彗星 指の先だよ君は間違った無糖のコーヒーを僕に預けて丘を下った遠い 遠い星はまだ遠い夜が終わるまで辿り着けるかなI'll be wrong and you'll be kindI'll be slow and you'll ride onそうさ 僕は無力君も無力で叫んだ声を頼りにした彗星...
  • 月と太陽の日々

    月と太陽の日々

    不埒な熱に浮かされ飛び出した僕は風の中今もずっとあなたの言葉で紡ぐ日進月歩朝の光 救世主は来ない今日の天気は何? 晴れ間を待っているすり減らしたソールで爪先立ちかさつく手に明日の夢を宿して歩くよ NO NEVERLAND 暮れる夕日にあなたの言葉 思い出すんだ情熱を止めないように「いつかは私あなたのこと忘れちゃうかもし...
  • でくの坊

    でくの坊

    また遅刻寸前の電車を見送った昨日もそうだった 言い訳を考えている謝ったすぐ後に大口を叩いてた大事な約束さえ守れもしないのにただ通り過ぎてゆく景色を見ていた今日も僕を許す君をイメージしながら仕方ないとか 運が悪いだけだとか無駄に慰めては愛情にぶらさがるでかい態度のデクが眠そうにしているデクの誕生日にはプレゼントが贈られる...
  • ラストシーン

    ラストシーン

    世界中の寂しさを背負ってざわつく若葉の夜が更けていく八月帰り道石段を一歩一歩進む優しい瞬間を思い出して群青の空 見上げるよ今 変わる きっと 変わるいつもの寂れた道で今 回る フィルム 次のシーンはコバルトブルーの海をまたいで 空まで晴れて君もはしゃいで 大きな歌朝まで歌おう 手を握り合うラストシーンが待っているよいる...